ヴェポラッブの歴史
家族や地域のために
物語のはじまりは1894年。ランズフォード・リチャードソンという若い薬剤師が、ノースカロライナ州グリーンズボロで、地域の人々の役に立ちたいと願い、薬局を開いたのです。
リチャードソンは、自分の家族、友人、そして地域に人たちの不調を治すために、さまざまな薬を開発しました。彼の手厚いケアはすぐに評判を呼び、その地域から深く信頼される存在になりました。そしてまたたく間に21種類もの処方を開発。
それらを『ヴイックス』というブランドで売り出したのです。


1890年ヴイックス創設者、ランスフォード・リチャードソン
ヴェポラッブの誕生
ヴイックスは当初から「みんな」に寄り添うブランドでした。なかでも一番人気だったのがクループと肺炎のための軟膏で、のちに『ヴェポラッブ』と名付けられた薬でした。
この薬は、リチャードソンが病気の息子を想う愛情と心配の気持ちから生まれました。息子のスミスは、重い呼吸器の病気にかかっており、苦しそうに咳き込む日が多かったのです。
そこでリチャードソンは特別な材料を組み合わせて軟膏を完成させました。それは、肌に塗ると体温で温められ、スーッと心地よい蒸気が立ちのぼり、つらさを和らげるものだったのです。
ヴイックスの名前の由来
ランズフォードは熱心な園芸家であり、「ヴイックス・シーズ」の広告を見たことから、
自身の名ではなく「ヴイックス」を選びました。短く覚えやすく、ラベルにも映える名前だと考えたのです。
ジョシュア・ヴイック博士はランズフォードの義兄でもあり、長年町の医師を務めて
地域から信頼されていたため、製品ラインに自分の姓を使うことを快く承諾しました。
信頼できる薬づくりを
大切な人が病気の時、誰もが「信頼できる確かな効果」を求めるものです。 ヴイックスにとっての最優先事項は、誰もが不調を回復し、いつもの生活に戻るためのお手伝いをすることです。その姿勢は1950年代の製品開発にも表れています。
当時ヴィックスが開発した最初の咳止めシロップは、コデインのような麻薬性の成分に頼ることなく、つらい咳の症状を強力にやわらげることを実現した先駆的な製品でした。

125年以上にわたる私たちの歴史
ヴイックスは、あらゆる種類の
「体調不良の日々」のために
革新を続けてきた100年以上の
歴史を持っています
「Vicks Croup & Pneumonia Salve(製品名)」は、蒸気を発する薬として初めて販売された
ヴイックスはヴイックス・ファミリー・レメディーズ社として創業
「ヴェポラッブ」という名称は、その誕生のきっかけとなった少年に名付けられた
風邪で寝込む子供たちに母親が読み聞かせることを想定した、ブリックスとブリーという二人の小人を主人公にした絵本を出版
ヴイックスの赤い三角のロゴは、1990年代に至るまで、私たちの思いやりと献身の象徴となった
ヴイックスの三角ロゴは刷新されたが、このロゴは長くは使用されなかった
現在のヴイックスのロゴが導入。興味深いことに、その形状は1930年代の咳止めドロップと同じだった








